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入出国時の税関におけるトラブルを回避するために


 ロシア入出国時に税関でトラブルになるケースが頻発しています。物品の没収はもとより、刑事事件として拘留・告発される場合もあります。

 今回、ハバロフスク税関の協力を得て、特に、税関規則を知らずに申告や特別許可を得ないでトラブルになっている主な申告品、特別許可品の例示リストを作成しましたので、ご注意下さい。なお、さらに詳しいリストも後述しますので、参考にして下さい。

  1. ロシア入出国時に税関で必ず申告しなければならない品物(税関申請書は 2 枚必要):
    • ノートブック型コンピューター
    • ビデオカメラ
    • デジタルカメラ
    • 情報記憶媒体(フロッピーディスク、 CD 、 MD 、ビデオテープ、   カセットテープ等)
    • 特別な技術機器(録音・録画機材、マイク、衛星電話、GPS等)
    • 地図
    • 入国時は1万ドル相当以上、出国時は3千ドル相当以上の外貨
    • 美術品(例え、土産物店で売っていたものを購入した場合でも、絵  画、工芸品、コイン・メダル等が対象となる場合があります)等
  2. 上記1.に列挙された品物のうち、ロシア入出国時にロシア関係機関からの特別許可書が必要なもの:
    • 情報記憶媒体
    • 特別な技術機器
    • 地図
    • 出国時における1万ドル相当以上の外貨(但し、入国時に申告して  持ち込んだ額を上限とする外貨はこの限りではない)
    • 美術品等
  3. ハバロフスク国際空港には、税関申告品を持っていない方用の簡易検査ライン(グリーン・ライン)と申告品を持っているあるいは申告すべきかどうかわからない品を持っている方用の検査ライン(レッド・ライン)があります。申告品を持っているのにうっかり、グリーン・ラインを通過しようとして申告品が発見された場合、故意の未申告として犯意を疑われるケースもありますので、ご自分がどのラインに並んでいるのかくれぐれもご注意下さい。

    税関で申告すべき物品がない場合には、口頭で申告します。申告すべき物品がある場合には、税関申告書(2通必要)にご記入の上、申告して下さい。

    上記規則に違反した場合は、税関で申告されていない品物、あるいは輸入・輸出に際し特別の許可書のない品物は没収されることがあります。没収された品物は、然るべき調査のため税関当局に長期間保管される可能性がありますので、くれぐれもご注意下さい。

    なお、不明な点がある場合には、ロシア入国前に、輸出入を予定している物品が税関での申告を要するのか、また、特別の輸出入許可が必要かどうか、ロシア側受け入れ機関に予め確認することをお奨めします。

個人の使用に供するための物品で自然人がロシア入出国時に税関で必ず書面で申告しなければならない品物のリスト

  1. 現金 50,000 ルーブル以上の持ち込み・持ち出し
  2. 全体の価格が 65,000 ルーブル以上の物品及び(あるいは)総重量が 35 キロ以上の物品の持ち込み
  3. 10,000 米ドル相当以上の外貨現金の持ち込み
  4. 3,000 米ドル相当以上の外貨現金の持ち出し
  5. 対外有価証券
  6. あらゆる形態の貴金属(金、銀、プラチナ及びプラチナ属金属:パラジウム、イリジウム、ロジウム、ルテニウム及びオスミウム)の持ち出し。但し、一時的に持ち込むあるいは持ち出す貴金属細工品、生活用品及びそのくずは例外とする。
  7. 宝石類(ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイア、アレクサンドライト、未加工・加工の天然真珠)の持ち出し、ダイヤモンド原石の持ち出し・持ち込み。但し、一時的に持ち込むあるいは持ち出す貴金属細工品、生活用品及びそのくずは例外とする。
  8. 武器
  9. 弾薬
  10. 爆発物
  11. 麻薬・麻酔剤、向精神薬とその類似物
  12. 文化財の持ち出し
    1. 歴史上の事件、科学・技術史、傑出した人物(政治家、社会活動家、思想家、科学者、文学者、芸術家)に関係している歴史的価値のある物
    2. 考古学的発掘物とその断片
    3. 芸術作品:
      • -あらゆる素材で作られた手書きの絵画、線画
      • あらゆる素材で作られた独創的な浮彫り、彫刻物
      • あらゆる素材で作られた独創的な美術の作品やモンタージュ
      • イコンを含む美術的な礼拝用物
      • 版画、石版画とその独創的なプリント形
    4. ガラス、陶芸、木、金属、骨、織物等の素材で作られた芸術的な装飾・工芸品
    5. 伝統的芸術的民芸品
    6. 建築・歴史・芸術的記念碑及び大型記念碑の構成要素・断片
    7. 歴史・芸術・学術・文学的価値のある古本、出版物(単品及びコレクション)
    8. 珍しい古文書、記念的文書
    9. 写真・録音・映画・ビデオを含む古い資料
    10. 郵便切手、マーク・スタンプ・紙幣等の収集物(単品及びコレクション)
    11. 古コイン、勲章、メダル、印章等の収集物
    12. 珍しい動植物、また鉱物学、解倍学、古生物学等に関係のある物
    13. 歴史的、芸術的、学術的、文化的価値があり、また、国家が保管している歴史・文化遺物等のコピーを含むその他の動産
  13. 毒物、有毒物質及び誤った使用方法により人に害を与え、あるいは死をもたらす薬剤(睡眠剤、麻酔剤等)
  14. 放射性物質を含む製品、機器、設備
  15. 絶滅の危機にさらされる野生動植物、その部分及び製品
  16. 無線電子工学の機器、高周波の装置。但し、 GSM 900 / 1800 、 NMT450 、 IMT-MC(cdma 2000) 式の自分用2個の機器は例外とする。
  17. 職務上及び(あるいは)国家的機密である出版物、映画・写真・ビデオ資料
  18. 大量殺人兵器及びその運搬手段、様々な種類の兵器・軍事機器を作るために使用可能な製品、情報、知的活動の成果
  19. 軍事製品

自然人は、最初にロシアに入(出)国する際、税関当局に申告すれば、ロシア連邦内(あるいは一時的に滞在する国)で個人的な使用に供するための物品を関税を支払わずに一時的に持ち込む(持ち出す)ことができます。服、洗面用具、個人用宝石装飾品、デジタル及びプロフェッショナルなビデオカメラ、コンピューター、ノートブック型コンピューター等がそれに当たります。

また、ロシアに入出国をする自然人は、上記に記載した品物以外の物でも税関で書面にて申告することができます。その品物としては、その後持ち出す外貨、全体の価格が 65,000 ルーブル以下の品物及び(あるいは)総重量が 35 キロ以下の品物等です。